胸郭出口症候群
こんな症状でお悩みではありませんか?
- 頭痛を伴う肩や首周辺のこりがある
- 高いところのものを取ろうと腕をのばすと痛みが生じる
- 上肢・肩・腕・肩甲骨周囲で、うずく程度の軽い痛みやしびれがある
- ひどい時は刺すような痛みと握力低下や細かい動作がしにくくなる
- 腕のだるさや熱感や冷感を感じる
胸郭出口症候群とは?
胸郭出口とは、鎖骨と第1肋骨の間にある隙間のことを指し、その中には腕神経叢(わんしんけいそう)と呼ばれる脳の命令を頚髄から手へ送るための複雑な神経分布と、胸部の上部を横に走る比較的大きな動脈である鎖骨下動脈が通っています。
そして胸郭出口症候群とは、この胸郭出口にある神経が圧迫されて起こる一連の症状を総称する呼び方になります。
お悩みの方の数ははっきりとはわかっていませんが、整形外科の全新患あたり0.3%程度となっており、比較的稀な病気とも言えます。
男女比に関しては1:2~3で女性に多く、20~30代に最も多いとされ、逆に15歳以前や40歳以降にはほとんど発症することがないようです。
また首が長く痩せ型・なで肩の方や、腕を上げた状態で仕事する方に多く見られます。
胸郭出口症候群の症状
胸郭出口症候群の症状は主に痺れや痛みですが、自分自身では首や肩のこりと思っていても実は胸郭出口症候群だった、ということがあるようです。
胸郭出口症候群のこりは頭痛を伴ったり、症状の発症箇所が肩というよりは首周辺だったりします。
血行をよくしたり、通常の肩こりの原因となるような習慣を改めた上で改善が見られない場合は、胸郭出口症候群の可能性も考えた方がいいでしょう。
痺れや痛みが起こるタイミングとしては、つり革につかまったり、高いところのものを取ろうと腕をのばす時のように、腕を挙げる動作を行った場合に起こりやすいようです。
痺れや痛みを感じる場所は上肢・肩・腕・肩甲骨周囲で、うずく程度の軽い痛みや痺れ程度のこともあれば、時には刺すような痛みと、手の握力低下や細かい動作がしにくくなる運動麻痺などの症状がおこる場合もあります。
これらの症状に加えて、腕のだるさを感じたり、神経や血管の圧迫から熱感や冷感を感じることもあります。
胸郭出口症候群の原因とは?
胸郭出口症候群の原因で最も多いのが交通事故。
整形外科以外で判断を取ると一括りにむち打ちと言われてしまうこともあるため、意外とご存知ない方も多いようです。
交通事故により骨が変形すると胸郭出口にある神経や血管が圧迫され、しびれや痛みなど様々な症状が現れるようです。
次に多いのがスポーツを原因としたもの。
特に格闘技などで筋肉を鍛えると、発達して太くなった筋肉により神経や血管が圧迫されて各症状が現れるようです。
他には長時間同じ姿勢や悪い姿勢で座っていたり、ギターなどで腕を小刻みに動かす作業、重いものを持ち上げるなど、肩付近の神経や血管を酷使している場合にも胸郭出口症候群になりやすいといわれています。
病院での判断は?
ケンでは腕に触れるなどして、触覚・知覚の検査が行われます。
腕神経叢を圧迫した際に拡散痛が生じるかどうか、脈拍の低下が見られるかどうか、上肢が蒼白になるかなどの有無を見られ、これらに当てはまった場合は胸郭出口症候群となるようです。
また、握力の検査も同時に行われます。
症状の起きている側の腕は、そうでない側と比較すると握力低下が見られます。
エックス線検査によって骨に異常がないかどうか判断されることもあり、更に手術の段階になると、血管造影検査によって圧迫されている部位が正確に調べられます。
自分でできる対策、予防法、セルフケアなど
胸郭出口症候群のセルフケアや予防策としては、とにかく普段から首回りへのダメージを減らすことに尽きます。
猫背の方はやめるように意識し、また就寝時には首・肩・腰回りに負担のかからない寝具選びを。
事務仕事などでパソコン作業や物書きをする時間が長い場合は直ちに姿勢の改善を。
常に良好姿勢であるよう習慣づけましょう。
スマホを長時間見たり、ギターなどの弦楽器を長時間演奏したりする場合は、ダラダラといつまでも続けないようある程度時間を決めておくことが大切です。
食事内容の制限は特にありませんが、タンパク質をしっかり取り筋肉をつけることを意識しましょう。
過剰に筋肉をつけることは上記したとおり胸郭出口症候群の原因となってしまいますが適度な筋トレや運動の習慣は症状改善に繋がります。
首から肩にかけての筋肉を鍛えることによって、鎖骨と肋骨の隙間が広がり痛みが出にくくなるのです。
神経系の病気ですので自己判断でのマッサージは危険です。
肩がこるからといってマッサージをするのではなく、運動やストレッチを行うようにしましょう。
胸郭出口症候群でお悩みの方へ
病院では、主に痛みを抑えるために消炎鎮痛薬や筋弛緩薬を用いる程度です。
家での筋力トレーニングや適度な運動をアドバイスされることもあるでしょう。
痛みが強い場合は局所麻酔薬を注射して痛みを抑える場合もあります。
また、鎖骨上部の前斜角筋に注射して効果があった場合、胸郭出口症候群ではなく斜角筋症候群であるため、 この検査も兼ねて局所麻酔を行うことも。
大体週に1回を、数か月ほど続けます。
腕をあげていられないほど症状がひどい場合は、極稀に手術を行うこともあります。
胸郭出口症候群は、痛みや痺れから物事を行うのが億劫になり、寝込んでしまったり、動かなくなってしまうと、筋力が低下し症状が悪化してしまう場合があります。
こうなると肩を上げる、首を後ろに反らすなどの動作が全くできなくなってしまい、更には首や後頭部だけでなく、口のあたりにまでしびれを生じるようになり、耳鳴りやふらつきも感じるようになります。
重篤化した際の手術に関しては大変稀のようですが、事故による二次障害によって発症した場合や、先天的な体型からくる胸郭出口症候群に関しては手術が行われるケースが多いようです。
仙人堂では、鎖骨と第1肋骨の間にある隙間の歪みを解消し、神経や筋肉のバランスを整える施術を行い改善を目指します。
また、首や肩に問題がある方も多い為、同時に施術を行っていきます。
胸郭出口症候群が改善された方達の喜びの声
1回の施術ですごく体が楽になる
肩こり・腰痛・手のしびれで10年以上悩んでいました。
1回の施術ですごく体が楽になる。 とてもリラックスできる。
長い間つらかった肩こりがなくなった時。 仕事でものすごく疲れていた時、帰るときには体が軽くなっていた。
絶対にここへ来て。 とても体が楽になります。
※「免責事項」クライアントの感想であり、効果効能を保障するものではありません。
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