腰椎すべり症
こんな症状でお悩みではありませんか?
- 腰が痛む
- 体を後ろに反らせると痛みが強くなる
- 足に痛みやしびれが出る
加齢に伴う歪みが原因の腰痛
すべり症は、腰椎がずれる、すべることで痛みが発症する病気です。
別名腰椎すべり症とも言われ、年配者に多い腰椎の疾患としても知られています。
すべり症では、滑ってずれた腰椎が元に戻らない状態を指してそう呼んでいます。
すべり症は、腰椎分離症とよく比較されます。
よく似た症状ですが、すべり症は、椎骨がすべる腰痛となっており、腰椎分離症は、椎骨棘突起が折れて腰痛が起こります。
原因の違いが、2つの病名の違いとなっています。
すべり症では、第4腰椎の部分が前にすべることで、痛みの症状が出ます。
腰の痛みの他、足にも痛みやしびれの症状が出ます。
すべり症の原因とは?
すべり症の原因は、第一には骨の変性や変形です。
骨折や捻挫、椎間板機能が低下したり、姿勢が悪くなったり、骨密度が低下したりすると発症します。
二つ目は、肥満や運動不足による筋力の低下です。
三つ目は、激しい運動をしたり、仕事で無理な負担が筋肉にかかったりすることですべり症の症状が発症します。
姿勢が悪いとその状態が長く続くだけで、すべり症の症状が出ることもあり注意が必要です。
年配者に多い疾患ですが、年齢を重ねるごとに、骨や関節が変形し、軟骨もすり減っていくことがわかっています。
似た症状を持つ病気や疾患
すべり症と似た症状を持つ病気は、腰椎分離症です。
症状や原因はよく似ていますが、その原因を詳しく調べてみると、全く違う病気であることがわかります。
腰椎分離症の場合は、椎骨棘突起が折れて、腰痛が発症するものです。
脊椎すべり症の場合であれば、椎骨が滑ることで腰痛が発症します。
原因は違いますが、病状にはあまり違いがなく、腰の痛みを感じ、ひどいと日常生活にも支障をきたします。
すべり症は、年配者に多い疾患ですが、腰椎分離症は、成長期の10代に多く発症します。
特に中学生や高校生で激しいスポーツをしたり、腰を捻ったり、重たい荷物を持ったりする反復運動で腰に負担がかかりすぎると腰椎分離症を発症します。
合併症
すべり症は、腰椎の骨と骨の並びがずれることで起こる腰痛です。
初期の頃は、腰痛の症状が続きますが、長期間なにもせずに病気をそのままにしていると、ぎっくり腰を起こす場合があります。
また、骨がずれたままで、病的に動いていれば、ずれた骨の部位に狭窄症が発生することがあります。
すべり症が原因で発症した狭窄症です。
腰の痛みが進むと、お尻や大腿、下腿に痛みやしびれを感じ、立てなくなったり、歩行に障害が出たりします。
また、ぎっくり腰から椎間板ヘルニアを合併し、下肢に激痛が起こる人もいます。
特に加齢により進行し、女性や40代~50代頃から本格的にすべり症を含めた腰の部分の病気に悩むことになります。
病院での判断基準
すべり症の病院での判断方法は、X線撮影による検査です。
正面と側面を撮影し、画像やヒアリングにより病名が特定されます。
すべり症では、画像検査も重要ですが、ヒアリングによる判断も重視されます。
日常の動作では問題なくても、前屈の姿勢を取ると痛みが生じたりするからです。
X線検査では、腰骨が前方に滑っていることが確認されます。
さらに神経の圧迫部分を詳細に確認しようとする場合には、MRI検査が行われます。 MRI検査ではすべり症だけではなく、狭窄の症状が見られることがあります。
追加で脊髄造影やCT検査などを行うこともあり、より細かな症状を確認していきます。
自分でできる対策
すべり症は、成長期の子供の激しいスポーツで発症することがあります。
それ以外では、加齢によるものが大きく、年齢を重ねると筋力が衰えたり、腰椎の変形で腰椎がずれたりすることが主な原因です。
こうした原因から、予防法として考えられるのは、腰椎周りに適切な筋力をつけ、体のバランスを整えるために骨を元の位置に戻すような運動やトレーニングが不可欠となります。
特に加齢の場合は、筋力が衰えないように、正しいストレッチや運動、体のケアがとても大切になります。
逆に子供のすべり症の場合は、体のオーバーユースや体の十分なケアができていないことによるものです。
大人によるしっかりとした管理や運動前後の体のケアを怠らないようにしましょう。
腰椎すべり症でお悩みの方へ
一般的にすべり症は、症状に応じた医療処置が採用されます。
すべり症の原因には、スポーツや加齢によるものに大きく分かれています。
スポーツであれば、いったん、スポーツ活動を休止したり、練習を減らしたり、腰に負担のかかるような動きをやめることです。
具体的には、コルセットを着用し患部を安静にして痛みが引くのを待ちます。
その後、大腿四頭筋、腹筋、背筋などの腰椎の周囲の筋力を鍛えていきます。
筋トレは必ず専門家の指示のもとに無理のないように実施してください。
他に、薬物療法、神経ブロック注射、手術による外科療法があります。
すべり症は、腰痛や下肢痛、下肢のしびれの症状を発症します。
すべり症により、腰部の脊柱管狭窄症と同じような状態にもなっていきます。
その後、徐々に病状が進行すれば、歩行障害、足のしびれ、冷感、違和感などの下肢の部分の症状を引き起こします。
特に立ったり、長時間歩いたりすると、腰痛や下肢痛、下肢のしびれが強くなり、さらに悪化すると安静時でも痛むようになります。
馬尾神経へも影響すれば、尿や便などの排泄機能が悪くなり、膀胱や直腸にも障害をもたらします。
また、股の付け根から陰部にかけての知覚障害やほてり感も確認されています。
当院では、歪んでしまった腰の骨をやさしく元の状態に矯正していきます。
歪みの状態が安定することで痛みは改善されます。
改善の悪い方の特徴として、腰を丸めて座るクセがあります。
分離すべり症になると改善に時間がかかる場合があるので普段の姿勢に注意し、早期改善を目指しましょう。
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