拇指CM関節症とは？

拇指CM関節症は、発生すると親指が痛み、物をつまむことが困難になります。

 

病院に行ったら拇指CM関節症と言われ、なかなか改善されずに当院に多くの方がお越しになっています。

 

親指の付け根の痛みは、ドアノブを回す、はさみを使う、ビンの蓋を開ける、雑巾を絞るといった細かな作業がしにくくなり、日常生活での動作が困難になります。

 

痛いからといって、何もしないまま放置していると、痛みが慢性化します。

 

女性に多く、特に更年期以降の女性の手指の変形性関節症などと似た症状だといってもいいでしょう。

どのような原因で生じるのか？

拇指CM関節症は、手の使い過ぎや加齢により、第1中手骨と大菱形骨の間にある、鞍状の関節軟骨が摩耗し、関節が痛みます。

 

親指の付け根を支える靭帯などのゆるみによる不安定性から、関節が不安定になっていきます。

 

こうした不安定性が長期間続きますが、放置していると関節への負担が増え、関節が変形します。

 

親指の付け根の痛みの多くは、関節のゆるみの他、指の使い方、筋力の過剰使用などの複合的な原因によるものだとされています。

 

手の動作や使い方に力の入れ方の癖がある人にも、親指の付け根の痛みが発症しやすくなります。

悪化するとどうなるか？

拇指CM関節症になると、物をつまむ時やビンの蓋を開ける時に親指に力を入れると親指の付け根付近で痛みを感じます。

 

初期症状では、力を入れたときに痛みを感じますが、症状が進行すると親指の付け根付近が膨らみ親指が開きにくくなります。

 

その後、母指の指先の関節が曲がってしまい手前の関節が反り返ります。

 

亜脱臼により変形することもあり、見た目には白鳥の首のような形になることがあります。

自分でできる対策、予防法、セルフケアなど

拇指CM関節症は、指の使い方に問題があり痛みが生じます。

 

間違った指の使い方により、指に負担がかかり一点に集中し変形してしまうのです。

 

お箸や物を持つ手を意識し、正しい持ち方に変えることから始めてください。

 

なるべく、親指を使わないようにして、指を使う時に力を入れるクセを直すよう心掛けてください。

拇指CM関節症でお悩みの方へ

仙人堂では、痛みの原因となる親指の歪みをミリ単位でやさしく矯正を行います。

 

状態がひどければ筋肉や靭帯の調整もあわせて行います。

 

病院でひどくなったら手術と言われ、不安を感じている方も多いと思います。

 

拇指CM関節症は手術をしなくても、改善することができるので安心してお越しください。