腰痛とは？

男性にも女性にも多い症状が腰痛です。

 

一般的に使われていますが、腰に痛みを感じたときには、腰痛を疑ってみましょう。

 

腰痛は、病気ではなく症状です。

 

腰痛の原因もさまざまです。

 

原因に応じて腰の痛み方にも違いが生じます。

 

同じように捉えられる腰痛ですが、専門医にとっては、どのように腰が痛み、腰以外にどこが痛むのかを重視して、腰痛の原因を判断します。

 

腰が重くなったり、激しい痛みがあったり、起床時・疲れた時に腰が痛くなっがり、腰からふくらはぎにかけて痛くなったりします。

腰痛の原因

脊椎はS字形のカーブを描いています。

 

椎骨の間には、軟骨性の椎間板が挟まっており、クッションのような役割があります。

 

中高年以降になると、椎間板が老化し、水分が減り弾力性が落ちます。

 

クッションの働きも弱まり、腰椎などへの衝撃を和らげることができなくなります。

 

腰痛にはこうした仕組みによる原因が多いのですが、具体的には悪い姿勢を長時間続けている、激しいスポーツ、重いものを持ち上げる、肉体労働で腰の筋肉を酷使したときに、腰痛が起こります。

 

老化が原因の場合は、運動不足による筋肉の衰え、骨の老化、内臓の病気なども腰痛の原因となります。

似た症状を持つ疾患

腰痛は、腰の部分に痛みの症状があります。

 

よく似た症状にぎっくり腰があります。

 

突然痛みが起こるため、急性腰痛症とも呼ばれています。

 

ぎっくり腰になると、腰の痛みが激しいため、その場に立つことができなくなります。

 

しかし、こうした急性のぎっくり腰は、その他の病気が原因となっていることが多いようです。

 

椎間板ヘルニア、圧迫骨折、神経の損傷などが考えられます。

 

内臓の病気や心身症、女性特有の子宮内膜症や子宮外妊娠などによる腰痛の症状の可能性もあります。

 

腰痛の種類

腰痛の種類には、下記のようなものがあります。

• 椎間板ヘルニア
• 脊柱管狭窄症
• 腰椎分離症
• すべり症
• ぎっくり腰

 

合併症

腰痛そのものが、他の部位に転移する、合併症を招くというケースは少なくなっています。

 

合併症ではありませんが、腰痛に似た症状ではぎっくり腰があります。

 

ぎっくり腰は急性腰痛ですが、腰の関節や筋肉の炎症が主な原因です。

 

急性腰痛は、深刻な症状ではありませんが、その場で痛みを抑える処置が行われています。

 

悪化するとどうなるか？

腰痛は、腰の鈍い痛みを伴う症状が一般的です。

 

また、朝起きたときや腰を前後に曲げたりすると痛みが出やすくなります。

 

安静にしていると楽になりますが、腰痛が進行すると、治りそうで治らない痛みに変わっていきます。

 

腰からふくらはぎにかけての痛みやしびれは、強くはなりませんが、痛みの軽減と再発を繰り返します。

 

さらに繰り返すなかで再発までの期間が短くなっていくという特徴があります。

 

介護職、整骨院で働く方、美容師などの職業に就いている人は、常に腰に何等かの腰痛を感じており、少しずつその症状がひどくなっていく傾向があります。

病院での判断基準

 

腰痛にはいろいろな原因があります。

 

その病態により対応も異なります。

 

正確な判断を行うためにさまざまな検査が実施されます。

 

主な検査方法に、X線(レントゲン)検査、MRI検査、骨シンチグラフィ、血液・尿検査、筋電図検査などがあります。

 

医師からは、自覚症状について質問されます。

 

質問の内容から腰痛の原因を予測し、今後の方針を決めていきます。

 

画像検査などでは、異常を特定できないこともあり、さまざまな要因を検討しながら、原因と対応策を探ります。

 

他にも不安やストレスなどの精神的な要因も考えられることがあります。

自分でできる対策、予防法、セルフケアなど

 

腰痛を予防するためには、腰回りの筋肉を十分にほぐし、柔らかくすることが重要です。

 

腰回りを中心としたストレッチや体操などが行われますが、経験や実績のある指導者の元、適切な方法による運動やストレッチだけが、腰痛に有効です。

 

主に、お腹のストレッチ、背中や腰のストレッチ、腰からお尻にかけてのストレッチなどが行われ、無理をすることなく、毎日一定時間の体操やストレッチを、継続して行うことで、普段からも腰痛を予防することができます。

 

もし、腰や体の他の部位に激しい痛みを感じたら、すぐに中止し専門家や医師に相談してください。

 

すでに腰に痛みを感じている場合も同様です。

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腰痛は整形外科での通院が可能です。

 

腰痛の原因を特定することが難しく、対処法も異なります。

 

基本は保存療法が行われます。

 

内服薬やブロック注射による治療法の他、コルセットを装用した装具療法、牽引などの理学療法、さらには運動器リハビリテーションなども実施されています。

 

他には、認知行動療法やリエゾン療法も行われており、痛みの認識を正し、日常での行動を改善していく方法や複数の医師が連携(リエゾン)して心と体の両面からアプローチが実施されています。

 

保存療法で完治しない場合は、腰痛の手術が行われますが手術は最終手段にしたいものです。

 

当院には、病院や整骨院などに行ったけどよくならなかった方が多くお見えになります。

 

一般的な腰痛から内臓からくるものまで幅広く改善することが可能です。

 

多くの腰痛は、歪みが原因で生じています。

 

当院では、原因となる歪みをミリ単位で調整し根本から改善を行っていきます。

 

どこに行ってもよくならない腰痛でお悩みでしたら、当院に足を運んで頂ければと思います。