椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアの発症年齢や男女比率は、男性：女性の割合は２～３：１ほどで、２０～４０代の比較的若い世代に多いです。

 

人間の背骨は２４個の骨がS字状に形成されています。

 

このS字の状態が、背骨に一番負担のかからない状態にあります。

 

腰痛の王様ともいえる椎間板ヘルニアですが、ヘルニアとは英語で「飛び出す」という意味があります。

 

悪化すると、動けなくなり、寝たきりになる方もおり救急車で運ばれ、即手術をするような方もいます。

 

忙しいことを言い訳に自己管理を怠っているといこうなることも否定できません。

 

こうなる前に、なんとかしたいものです。

椎間板ヘルニアになりやすい職業

看護師や介護士など、中腰になる方がなりやすいです。

 

歯科医師など、長時間偏った姿勢で座っていることが多い方もなりやすいです。

 

中腰になると、腰に１．５倍負担がかかる為、腰を痛めやすくなります。

椎間板ヘルニアが悪化するとどうなるか？

椎間板ヘルニアが悪化すると下記のようなことがおこります。

1. １、筋力低下
2. ２、排尿障害（尿閉）
3. ３、寝たきり
4. ４、手術
5. ５、ギックリ腰

病院での改善方法

薬物療法

基本的に安静にしながら、薬で症状が軽減されるのを待ちます。

 

あまりにも痛みがひどい場合は、ブロック注射を行います。

 

ブロック注射には、硬膜外ブロック注射、神経根ブロック注射、椎間板内ステロイド注射などがあります。

温熱療法

遠赤外線や温熱気などで患部を温めることで血流をよくします。

運動療法

筋トレやストレッチなどを行い、痛みやしびれが原因で衰えてしまった筋力を強化し、バランスの崩れた姿勢を改善していきます。

手術

・ラブ法

腰を切開してヘルニアを切除する、腰椎椎間板ヘルニア手術の基本となる手術法です。

・ＭＥＤ法（内視鏡下椎間板切除術）

椎間板ヘルニアの手術の中で最も傷口が小さく２㎝程度で済む体への負担が小さい手術です。

・PLDD法（経皮的レーザー椎間板髄核減圧術）

局所麻酔を行い、背中から針を通してレーザーを照射し、椎間板を萎縮させる、ヘルニアを引っ込める手術方法です。

体に負担が少なく、傷口もほとんど残らないようです。

・PN法（経皮的髄核摘出術）

局所麻酔を行い、細い管を背中に刺しこみ、特殊な器具を挿入し飛び出た髄核の摘出をして内圧を下げ、神経への圧迫を軽減します。

手術の費用は、内容によって異なりますが１０～４０万円かかるようです。

入院も必要な場合がある為、仕事なども休まなくてはなりません。

椎間板ヘルニアの再発率

椎間板ヘルニアの再発率は、３～５年で５０％と言われています。

なぜ、再発してしまうかというと根本的な悪くなる生活習慣を変えていないからです。

 

再発を防ぐために、よくなってからも定期的に来院しメンテナンスを行う。

 

もしくは生活習慣を見直し、意識的に体の使い方を変えていくことも必要です。

 

その為に、必要に応じて悪くならない為のアドバイスを行います。

 

痛い状態で、仕事を無理に続けている、悪い姿勢ばかりとっている方であれば、当然改善も悪くなります。

 

よかれと思ってやっていたことが、悪化させる原因であることもあります。

 

「椎間板ヘルニアと一生付き合わなくていけない」と悩んでいる方は仙人堂へお越しください。

椎間板ヘルニアでお悩みの方へ

 一般的な整体では、５０回近く施術が必要と言われることが多いようです。

 

当院では、１０～２０回のうちに改善される方が多いです。

 

椎間板ヘルニアは、しびれが足先に出るほどひどい状態です。

 

整体を行うことで、下から順番にしびれが少しづつ取れていくケースとある時いきなりしびれが消えるパターンがあります。

 

個人差がある為、どのパターンでよくなっていくかははっきりお答えできませんが、焦らずよくなるという姿勢とご自身でも悪いことを行わない努力も必要です。