骨盤は前後に傾いたり、出産で開いたりします。
骨盤が開けば、内臓が下垂し婦人科のトラブルが起きやすくなり、おなかがポッコリします。
仙骨が後方に歪むと、座っているだけで尾てい骨のあたりに痛かったり、仰向けで寝ていると骨が当たって痛みが出たりします。
重要なのは、骨盤がまっすぐに立つ姿勢に戻し、維持することです。

骨盤の上にあるのが背骨ですが、背骨が歪んでしまうと、首～腰にかけて痛みが出やすくなるので併せて矯正をする必要があります。
背骨が歪むと猫背や側弯症、分離症、すべり症などになりやすく、内臓の不調などのリスクも高まります。
横から見た時に、緩やかなS字のカーブの状態に姿勢を戻していきます。

「骨盤は体の土台」という方がいますが、テレビや雑誌による間違った認識です。
どう考えても、体を支えているのは足です。
足は、家で表すと基礎の部分になります。
親指と小指の付け根、かかと３点に均一に体重が乗った状態で立てなくてはなりません。
歩き方や立ち方が原因で足が歪むのですが、誰も正しい歩き方など教えてくれないので無理もありません。
この状態で悪くなったものが、外反母趾や浮指、偏平足、足の裏に痛みなどです。
例えば、浮指になると体重が後ろにかかりやすくなります。
後ろに倒れないようにしなくてはならないので、おなかを前に突き出してバランスを取ります。
前に出すぎてもバランスが取れないので、今度は背中が丸まり気付けばおなかもポッコリ出てしまい、見た目にも影響があらわれます。
こんな状態で、骨盤や背骨だけ矯正しても、姿勢がよくならないのはもちろんのこと、痩せるわけもありません。
仙人堂では、骨盤や背骨だけではなく、足元から矯正していきます。

膝の下の骨には、「腓骨」と」脛骨」の２本があります。
この2本の骨が歪む原因は、筋力不足、外傷、体重増加、老化、酷使などです。
例えば、足の内側の骨が上方に変位してしまうと、足首が内側を向いてしまいます。
こうなってしまうと、足がまっすぐ出しにくくなり、おしりの筋肉に負荷がかかり、坐骨神経痛や腰痛になりやすくなります。
60代以上の重度の腰痛や膝の痛みの方はこのタイプが多く、1キロ体重が増えると膝に3倍負担がかかるため、歪みを矯正しても戻りやすくなるのでやっかいです。
繰り返し施術を行うことでよくなるのでご安心ください。

肋骨が歪むと、立っていても体がねじれてしまい、まっすぐに戻そうとする力が働き、筋肉のバランスが崩れます。
背中が片側だけ盛り上がっていたり、左右の胸の大きさが著しく違う方は、肋骨が歪んでいます。
肺や心臓にも負担がかかりやすくなるので、呼吸器系の問題が出やすくなります。
仙人堂では、肋骨の歪みも矯正できるのでご安心ください。

鎖骨の歪みを矯正する整体というのはあまり聞いたことがないと思いますが、鎖骨が歪むと首、肩、腕、背中の痛みが出たり、しびれの原因になり、ひどくなると腕が上がらなくなります。
横を向いて寝ることが多い方や、木材を肩に担いで運ぶ作業をする方に多く見られます。
なかなかよくならなかったり、原因がいまいち分からない肩の痛みは、鎖骨が影響している場合があります。

骨盤や背骨の歪みを矯正してもよくならない原因は、内臓の不調からきている場合があります。
この場合、内臓の不調を改善していきます。
自律神経疾患に強い仙人堂だからできる内臓調整で、痛みを改善していきます。

あまり知られていませんが、冷えが原因でしびれが生じることがあります。
なかなかよくならないしびれは、冷えを改善することでよくなる場合があります。

歪みを矯正し、内臓の調整をしても痛みやしびれよくならない時は、靭帯に問題がある場合があります。
特になかなかよくならない肘の痛みに多くみられます。
歪みの矯正や筋肉の調整を行ってもよくならない時は、靭帯の調整を行うとよいでしょう。

頭蓋骨が歪むと頭痛の原因になり、顎が歪むと全身を歪ませてしまい、顎関節症などの原因となります。
噛み合わせや噛み癖、ストレスなどが影響しています。

肘に歪みがあると、肘の痛みはもちろんですが、肩が上がりにくくなったり。二の腕に痛みが出る場合があります。
寝ながらスマホを行ったり、肘を酷使する方に多くみられます。
なかなかよくならない二の腕の痛みは、肘の歪みが原因かもしれません。

手や指の歪みは、「腱鞘炎」や「バネ指」などの指の痛みの原因となります。
指は関節と関節が狭くなっていることで痛みが出ていることが多いです。
放置しすぎると変形してしまう場合があります。
変形しないうちに早めに改善しましょう。

ホルモンバランスが原因で痛みが出る場合があります。
主に指に出る場合が多いです。
ホルモンバランスだけでなく、歪みと併発して起こっていることが多いので、併せて調整していく必要があります。

ストレスが原因で起こる痛みもあります。
膝ですと、ピンポイントではなく、全体的に痛むようでしたら、ストレス性の痛みの可能性があります。
「腰痛は怒り」という本もあるように、ストレスが原因の痛みは独自のストレス調整で改善していきます。

草むしりをやりすぎて痛めた腰痛や、マッサージに行っても翌日には戻る肩こりは、筋膜が影響している場合があります。